【山岳トンネルの遠隔施工技術】コンクリート吹付け機の遠隔操作システム
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一 トンネル坑内におけるコンクリート吹付け作業を無線で遠隔化 ―
エフティーエス株式会社<社長 木村浩之>と清水建設株式会社<社長 井上和幸>、戸田建設株式会社<社長 大谷清介>、西松建設株式会社<社長 髙瀨伸利>、前田建設工業株式会社<社長 前田操治>は共同で、山岳トンネルにおける「コンクリート吹付け機遠隔操作システム(ヘラクレス-Remote)」を開発した。
厚生労働省より発令された「山岳トンネル工事の切羽における肌落ち災害防止に係るガイドライン(平成30年改正)」および「ずい道等建設工事における粉塵対策に関するガイドライン(令和2年改正)」において、切羽作業の安全性や粉塵作業に対する環境改善を目的に、遠隔操作技術の導入を検討することが求められている。
エフティ―エス(株)ら共同開発チームは、西松建設株式会社が保有する遠隔操作技術を活用し、切羽から離れた遠隔操作室より、無線にてコンクリート吹付け作業が可能な遠隔操作システムを開発し、現場実証試験を実施した。